脳に障害が残った場合の適切なリハビリ方法とは?

脳梗塞などがきっかけに体が思うように動かなくなってしまうことがあります。
その場合は、通常の怪我などのリハビリとは異なったステップが必要になってきます。

まず、脳の障害の状態を正しく把握し、患者の状況を理解します。
例えば、体の不自由さだけでなく、会話の不自由さが生まれることもありますので、そういった部分にも気を使いながら患者さんに説明していきます。

その上で、リハビリの目標を設定します。
目標は「1人で歩けるようにする」、「日常生活を1人でこなせるようにする」などと、具体的なものが理想的です。

最初の段階では、基本的な機能回復を重点的に行います。
言語、認知、運動などの基本的な機能を復元するためのプログラムを組み立てます。

次に、日常生活で必要なスキルや能力を身につけるための訓練を行います。
自己介助能力、コミュニケーション能力、社会生活能力などを強化していきます。

その他、実際に体を動かすリハビリも行います。
立つや歩くといった動作を行う際は必ず補助します。
バランスを崩して転倒する恐れもありますので、背後から体を支えてサポートしていきます。

リハビリの進捗状況を定期的に分析し、効果を検証します。
例えば、どのぐらい歩けるようになったのか、歩ける方は、どのぐらいスピードがアップしたのかなど。

日々の成果が出ることで、本人のモチベーションにもつながります。

これらのステップをしっかりと踏んでいくことで、脳に障害が残った患者のリハビリを効果的に進めることができます。

お問い合わせはこちらから